Keisuke Itoによるソロユニット。切ないメロディーと近未来を想像させるシンセ音、そして予測不可能な力強いビートを絡めたそのサウンドは、日本国内だけでなく、ヨーロッパやアメリカからも注目が集まっている。
2012年には、最先端音楽とメディアアートの祭典Sónar Sound Tokyoで巧みなライブパフォーマンスを披露。また、海外音楽メディアXLR8R等で絶賛され、 Rinse FMのHyperdubやLuckyMeのショーでもプレイされた楽曲「Air Castles」などを収録したEPを名門Top Billinからリリース。また、Bunkai-keiのコンピレーション参加や、ファッションブランドWhite Mountaineeringのランウェイ・ミュージックをプロデュースするなど、国内外の音楽シーンだけでなく、ファッションシーンでも活躍する。
2013年にはDe De Mouse、Machinedrum (Ninja Tune)、S-Type (LuckyMe)、Bobby Tank、柏倉隆史(toe)が参加した2nd アルバム「Vital Error」をリリース。国内はもちろん、海外ではPitchforkでもアルバムが紹介されるなど、最新のダンスミュージックを通過したサウンドが世界的に評価され、翌年2014年にはCanblaster (ClubCheval)などをリミキサーに迎え、アルバムからのシングルカットとなるシングル3作をリリースした。
パフォーマンスでは、ベースミュージックと切ないメロディーを聴かせるDJプレイを得意としており、過去にBBCやRBMA Radio、ベルリンFM等へミックス提供を行いヨーロッパを中心に評価を得ている。国内ではダブステップに留まらず、ジューク、フットワークにまたがる多様性を打ち出すレーベル・Hyperdubのレーベルパーティーの東京公演、Cashmere Catの東京ツアー、Outlook Festival Japanなど数多くの良質なパーティーに出演している。毎月第1・3水曜日にはインターネットラジオ block.fm内の番組「Cloud Castle Radio」のホストも務めており、HoodboiやAlizzzなど国外の注目アーティストを迎えたゲストミックスが話題になっている。多くのジャンルをスタイリッシュにつなぐDJプレイも魅力の一つと言えよう。また、「ロックコンサートを体感しているようだ」と形容されるダンスミュージックの枠を越えたライブパフォーマンスは必見である。
自身の制作活動、パフォーマンスと並行して、浜崎あゆみやUrata Naoya (AAA)、ロロロ(クチロロ)、Sky-Hi (AAA)などのメジャーシーンで活躍するアーティストの楽曲に最先端の音楽テイストを持ち込む一方で、Crookersや80Kidz、Olympic Ayresなど世界に活躍するアーティストや若手ユニットHyperJuiceのリミックスなど手がけるなど最前線での活躍を見せている。