アナログと生まれたばかりのデジタル技術が混在する怒涛の80年代シンセサイザー・ルネッサンスの頃よりシンセサイザー・プログラマーとしてのキャリアをスタート、多くのレコーディングに参加。以来35年にわたりプロフェッショナルとして第一線の現場で活動を続けている。近年は実験的音楽ユニット「電子海面」「Geschnin」及び ソロの活動を通じて、ライブパフォーマンスにおけるモジュラーシンセシスの可能性を追求してきた。見えてきたものは 既成概念の枠を超えた新しい音楽の価値観、予定調和の排除、一回性の重視、自力と他力。音楽は演奏でも操作でもなく機械との対話から生まれて来る。