DJとしてもっとも神の領域に近い男と称されるリヴィングレジェンド、DJ HARVEY (DJハーヴィー)。その存在はもはや伝説と呼ぶにふさわしい。ファンは彼を師と仰ぎ、自らを信仰者と名乗る。ローリングストーン誌は、『もしキース・リチャーズがDJだったなら、それはDJ HARVEYである』と評し、世界を制するDJトップ10に選出している。
DJ HARVEYは、1980年代半ばの英ロンドンでDJキャリアをスタート。セカンドサマーオブラヴの狂騒の中、悪名高きDIYパーティ集団Tonka Sound Systemのクルーとして名を馳せ、ニューヨークの伝説的クラブParadise GarageのレジデントDJであったラリー・レヴァンも出演した自身のパーティMoistで、DJとしての評価を不動のものとする。その後、Ministry of Soundのレジデントを経て、2002年に米ロサンゼルスに移住。LAアンダーグラウンドの聖地として、世界中からハードコアなダンサーたちが集うウェアハウスパーティHarvey Sarcastic Discoで、レフトフィールドなディスコやバレアリック復権への大きな流れを作った。
2010年にアメリカ国外への渡航が可能になると、世界中からオファーが殺到。奇跡の再来日を果たした2010年GWのジャパンツアーでは、全国12都市を回りロックスター顔負けの1万人以上を動員。母国ロンドンでの凱旋パーティは、チケット発売後わずか1分でソールドアウトを記録し、世界最高峰のクラブBerghain/Panorama Barや、世界最大級のフェスCoachellaなどにも出演。2014年にインターネット上のダンスミュージックバイブルRAが主催したResident Advisor@ageHaにはヘッドライナーとして登場し、2016年には日本を代表する野外音楽フェスFuji Rock Festival 20周年記念の大トリを飾った。昨年は、DJ Mag「Best of British Awards 2017」の「Best Resident DJ」を獲得し、日本最大級のダンスミュージックポータルサイト、クラベリア「clubberia Award 2017」では、東京Contactで開催された「DJ HARVEY 2017 TOUR OF JAPAN」が、年間で最も注目を集めたベストパーティ第1位に輝いている。