Chee Shimizu

(17853 Records | Organic Music)

DJとしてすでに23年を超えるキャリアを持ち、エクスペリメンタル・ディスコ/コスミック/レフトフィールド・サウンドを日本に紹介した最初のDJのひとりとして知られる。現在はジャンルを超越したフリースタイルなプレイを展開しているほか、選曲家/ライター/レコードショップオーナー/レーベルオーナーなど、多方面で活躍するオブスキュア・ミュージックのオーソリティ。

2008年にオンライン・レコードストアOrganic Musicをローンチし、ジャンルを超越したセレクションや細部までこだわり抜いたキュレーションが、国内のみならず海外の様々なオーディエンスから高い評価を得ている。2013年に自身が執筆/監修したディスクガイドブック『obscure sound ~桃源郷的音盤640選~』を〈リットー・ミュージック〉より刊行。

2015年にはレーベル〈17853 Records〉を立ち上げ、イタリア人現代音楽家Riccardo Sinigaglia、大阪のシンセ・デュオSynth Sisters、dip in the poolのヴォーカリスト甲田益也子など、ボーダレスなアーティストの作品を発表。最新作には日本における環境音楽の第一人者、故吉村弘の初期作品のアナログリリースが控えている。

2017年は、Gigi MasinやSuso Saizをはじめとするアンビエント/ニューエイジの再評価を牽引する〈Music From Memory〉のレーベル・コンピレーションを監修。また、HMV Record Shopとともにローンチしたレーベル〈Japanism〉では、Colored Music、Aragon、古家杏子、Better Daysコンピレーションなど、1980年代の日本産音楽の再発を手がけ、Disk Unionとの共同レーベル〈World’s Trees〉からは、メキシコ人ジャズ・ミュージシャンGerardo Batizやアルゼンチン・ロック界の大御所Litto Nebbiaの国内初となるアーティスト・コンピレーションをリリースするなど、その幅広い審美眼に今後も大きな期待が寄せられている。