英ブライトン出身、現在はベルリンを拠点に活動しているDJ/プロデューサー、Matt EdwardsことRadio Slave (レディオ・スレイヴ)。Nina Kraviz、Mr. G、Peggy Gouら数多くのトップアーティストを輩出してきたハウス/テクノシーンのリーディングレーベル〈Rekids〉主宰。
Paul McCartneyやKylie Minogueらのリエディットやマッシュアップシリーズで一躍その名を世に知らしめ、Quiet Village、Rekid、Canvas、Cabin Fever、The Machineなど様々な名義で世界中の音楽ファンを魅了してきたRadio Slave。
自身のレーベル〈Rekids〉からは「My Bleep」「Bell Clap Dance」、そして彼の名声を決定付けた「No Sleep」シリーズなどのスマッシュヒットを放ち、「Grindhouse」は全世界で1万枚以上をセールス。さらに〈R&S〉〈Running Back〉〈Innervisions〉〈Ostgut Ton〉といった名門レーベルからも数々の傑作をリリースし、Best of Britishアワードでは「ベスト・ブリティッシュ・プロデューサー」を受賞。また、Armand Van Helden、Slam、UNKLE、DJ Hell、Josh Wink、DJ Sneakらのリミックスも手がけ、DJ Magでは「世界で最も偉大なリミキサーの1人」と称えられた。2016年には、〈Rekids〉レーベル10周年メモリアルEP「Vision」をリリースして、Marcel DettmannやRødhådらもリミックスに参加した。
2017年に、Radio Slave名義として初となるアルバム「Feel The Same」を〈Rekids〉より発表。ハウス、テクノからブレイクビーツ、ジャングル、バレアリック、アンビエント、ダブまで、まさに彼のキャリアとスタイルの集大成ともいえる圧巻の内容を披露して、Groove Magazineでは「The Most Exciting Techno Album of The Year」と賞賛され、mixmagでも「Techno Album of The Month」に挙げられた。2017年のRA DJチャート「Top 100アーティスト」では第2位にランクイン。今夏には、同アルバム収録曲「Trans」が、DixonとUnderground Resistanceによってリミックスされ話題を呼んだ。
DJとしては、1992年にロンドンのMilk Barでキャリアをスタート。その後、Ministry of Soundのレジデントを経て、ベルリンのBerghain/Panorama Bar、ロンドンのFabricやOval Space、フランクフルトのRobert Johnson、パリのRex ClubやConcrete、イビサのSpaceといった名立たるクラブやフェスに登場。ここ日本でも、クラブはもちろん、WIRE、TAICOCLUB、RDCなどのフェスにも出演。彼のプロダクション同様に、ディスコ、ハウスからテクノまで縦横無尽に操るそのDJプレイは、世界各国で称賛を浴びている。