Tohru Takahashi <高橋透>

77年からDJ活動を開始、80年ニューヨークのクラブシーンに憧れ渡米する。クラブ12WestやThe Saintなどゲイカルチャー全盛期のハードなシーンを体験し1年後帰国、ニューヨークディスコ、ニューウェイヴ、ノーウェイヴをミックスするプレイで最先端ディスコ&クラブでメインDJを4年間務め85年に再びニューヨークへ、DJレストランFujiyama MamaのメインDJとして活動しながらParadaise Garageへ通い、ハウスミュージックの黎明期に於けるレジデントDJ・(故)Larry Levanのプレイに多大な影響を受け、1989年11月伝説のクラブ芝浦Goldのオープンのため帰国、メインDJ兼サウンドプロデューサーとしてハウスミュージック/ガラージサウンドを国内に浸透させGoldの黄金時代を築いた。Goldクローズ後はクラブLoopのSmokerをはじめ全国のクラブイベント、パーティーに多数出演、そして99年宇川直宏とMoodmanとのタッグGodfatherが恵比寿Milkでスタートする。07年70年代からのDJ活動の全貌を活字で明らかにした自叙伝「DJバカ一代」を発表各方面で絶讚される。また同年リリースのミックスCD「Sick House」はLarry Levanの人間サボテン化計画(狂気の日)に焦点を当てたアナザーサイドオブParadise Garageな内容として話題を呼んだ。08年Godfather 10周年記念ミックスCD「Godfather 10th Anniversary vol.1 / Deathcovery Mix – Mixed by Tohru Takahashi」をリリース。日本で最もレジェンダリーでエクスペリメンタルなパーティーとして全国からオファーが絶えなかったGodfatherは2011年9月16日「Godfather Brake Up」@Liquid Room(恵比寿)を最後に解散し自信のDJ活動も4年間休止する。そして2015年10月DJ 活動を再開すると共にGodfatherも京都で復活した。ディスコ、ガラージクラシックスから最新ミニマルまでを織り交ぜ、高揚感に溢れるフロアを演出するプレイスタイルは唯一無比であり、2016年にはDJ活動40周年を迎えた。